エディタ勉強会 テキスト編
2017年4月12日
サンプル
メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。彼には政治がわからぬ。
彼は、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。
きょう未明彼は村を出発し、野を越え山越え、十里はなれた此このシラクスの市にやって来た。
コピー・貼り付け
まず、このページにあるサンプルと書かれた見出しの内容をコピーしてみましょう。
内容をドラッグして範囲選択をします。
範囲選択後、commandキーとCを両方押すことで、選択範囲された内容をコピーすることができます。
次に、miにコピーした内容を貼り付けてみましょう。
コピーした内容を貼り付けたい場所にカーソルを合わせ、commandキーとVを両方押すことでコピーした内容を貼り付けることができます。
次の説明をする前準備をして、新規ドキュメントをクリックして、新しいページを作成しておきましょう。
全てを選択
既にサンプルを貼り付けしたページでcommandキーとAを両方押すと、そのページに書かれた文字が全て選択された状態になります。
その状態で、先ほど教えたやり方でコピーし、新しく作ったページに貼り付けましょう。
一括置換
どちらかのページでcommandキーとFを両方押すと、検索/置換タブが表示されます。
検索文字列の中に「彼」と書き、置換文字列の中に「メロス」と書きます。
置換範囲は「全て」を選びます。
そして「全てを置換」をクリックすると、3個の「彼」が「メロス」に置換されます。
ファイルの保存
一括置換したページでcommandキーとS を両方押すと、保存場所を指定するタブが表示されます。
「新規フォルダ」をクリックすると、フォルダの名前を変えることができるタブが出てくるので、今回は「走れメロス」という名前でフォルダを作ります。
名前を書いたら、作成をクリックします。
さらに、「走れメロス」のフォルダの中に、「1」と「2」のフォルダを作成します。
そして、「2」のフォルダーの中で「修正後」と名前をつけて保存をクリックすると、一括置換したページを保存します。
また、一括置換してない方のページは、先ほどと同じように保存場所を指定するタブを表示し、今度は「1」のフォルダーの中に「修正前」と名前をつけて保存してください。
正規表現
まず正規表現とは、いくつかの文字列を一つの形式で表現するための表現方法です。
と言ってもよく分からないと思うので、実際に正規表現を使った置換をやってみましょう!
まず、「修正前」のファイルを表示します。
検索/置換のタブを開き、検索オプションの正規表現検索にチェックをいれます。
検索文字列の中に「^彼」と書き、置換文字列の中に「メロス」と書きます。
置換範囲は「全て」を選びます。
そして「全てを置換」をクリックすると、2行目の最初の「彼」だけが「メロス」に置換されます。
検索文字列の「^彼」の「^」は、正規表現の文字の一つで、行の先頭を意味します。
「^彼」と入力することで、行の先頭にある「彼」だけを検索したのです。
正規表現には他にもたくさんの構文があります。